
皆さんこんにちは!外資OLのみいこです。
ただでさえ書くのが難しい履歴書ですが、英語となるとさらにハードルがあがりますよね。
本記事では、外資系企業に応募する方で英語で履歴書を書く必要のある方に向けて、大手外資系企業(GAFAの一社)から内定を貰った私が実際に実践した、英語の履歴書の効果的な書き方についてご紹介したいと思います。
今回は、履歴書の中でも特に重要な「スキル欄」の書き方について詳しく解説していきます。
日本の一般的な履歴書とは異なり、英語の履歴書はかなり形式(フォーマット)は自由です。
自由な中でも、採用されやすい効果的な履歴書の書き方というのがあるので、それに触れながらスキル記載のコツをまとめました。
記事の最後には色々な無料フォーマットをダウンロードできる便利なサイトもご紹介しています。
外資系企業にチャレンジしたい方は、是非参考にしてみてくださいね!
本記事を読むことで・・・
- 英語の履歴書内でスキルを効果的に書く方法が分かる
- 書類通過しやすい履歴書が作成できる
- スキルを書く際に最適な形式が分かる
職種別のスキル例(英語)は、下記記事からご覧いただけます。
【英語履歴書】大手外資系企業内定者が実践したスキルの効果的な書き方
そもそも英語履歴書のスキル欄って何?
今回は英語の履歴書を書くにあたって最も重要と言われる「スキル欄」の書き方をご紹介しますが、「そもそもスキル欄って何なの?」という方のためにまずこれについて解説します。
(ご存知の方はこのセクションは飛ばしてください)
スキル欄とは、日本語の履歴書でいう資格、免許、アピールポイント(自己PR)や長所の記入欄(赤枠部分)のことです。
日本語の履歴書

英語の履歴書では形式は基本的に自由ですが、一般的にこれらをスキルとしてまとめて記載することが多いです。
あくまでも一例ですが以下のようなパターンをよく見かけます。(赤枠部分がスキル欄)
英語の履歴書

比較してみると、かなりデザインや記載の方法の違いがあるのが分かると思います。
英語履歴書で効果的にスキルを書く方法① 応募ポジションと関連性重視
スキル欄について分かったところで、早速効果的にスキルを書く方法について解説していきます。
まず意識したいのが、履歴書に書くスキルは応募ポジションと関連性の高いものにするという点です。
別記事でも触れていますが、応募ポジションとの関連性は当たり前ですが一番大事なポイントになります。
履歴書にスキルを記載する際は、求人情報に条件に合わせてカスタマイズするのがおすすめ。
相手が欲しているスキルとできるだけ自分のスキルが被るように履歴書を作り上げます。
応募職種や仕事内容をよく理解し、自分の持つスキルの中から関連性の高いものを履歴書に並べてください。
カスタマイズのメリット
- 自分がそのポジションに特化した人材であることをアピールできる
- Resume-screening bots(レジュメをスキャンして関連キーワードを探す自動システム)にヒットする
スキルのカスタマイズ方法Ⅰキーワードを絞り込む
求人情報に合わせたスキルをリストアップする際に大切なのが、「キーワード」です。
まずは、求人内容の重要そうなスキルや条件を募集要項を見ながら全て書き出してください。
大事だと思う箇所にマーカーなどでハイライトをいれると必要スキルが一目瞭然になるので便利です。
スキルのカスタマイズ方法Ⅱ自己分析
キーワードを選定したら、次は自分自身にどんなスキルがあるのかを分析していきます。
とりあえず思いつく限りのスキルを紙にどんどん書き出していくと整理しやすいのでおすすめ。
自分の長所と感じる点をとにかく書き出していきましょう。
もう無いかなと思っても家族や友人に聞いてみると意外な長所が見つかることもあるので、周囲の力も借りながら分析してみてください。
スキルのカスタマイズ方法Ⅲ照らし合わせ
最後は、方法ⅠとⅡを照らし合わせます。
重複しているスキルがあなたの履歴書に必ず記載するべきスキルです。
上記の方法で自分のスキルと応募ポジションで求められているスキルを照らし合わせることで、採用担当者の目に留まりやすい英語履歴書を簡単に作成することができます。
この方法を使ってスキル選定をし、履歴書を作成することで、企業側が求める人物像に近づくので書類通過率も大幅にUPします。

応募要項をしっかり読み込み理解していることもアピールできるので、より採用担当者の目に留まりやすい履歴書を作ることができますよ!
英語履歴書で効果的にスキルを書く方法②別セクションに記載する
2つ目のポイントは、スキルを別セクションに書くということ。
つまり、スキル専用の欄を別枠で設けるということです。
スキルや職歴をただ並べて書くようでは、採用担当者の目に留まりにくいのが事実。
そこで、履歴書上では「私のスキルはこれです!見て!」とアピールすることが重要になってきます。
枠線で囲ったり、色を変えたり、見出しを付けたりして見栄えの良いスキル欄を作ってください。
スキルを書く際の注意点Ⅰ具体性
スキルを書く際は、できるだけ具体的に書くことを意識しましょう。
他の応募者と差をつけるためにも、できるだけ具体的に、可能であれば数字も用いて書くがポイントです。
例えば・・・
×Good communicator
(コミュニケーションが得意)
◎Written and verbal communication
(文章と口頭でのコミュニケーション力)
×Excel skills
(エクセルのスキル)
◎5 years of advanced Microsoft Excel knowledge including SUMIF, COUNTIF and Vlookup functions
(5年間のSUMIF、COUNTIF、Vlookup関数の高度な知識)

全ての項目を細かく書くとスペースが足りなくなってしまうので、仕事内容に関連性の高いスキルで自分の経験に自信があれば、上記のようにより具体的に書くとGOOD!
スキルを書く際の注意点Ⅱカテゴリー分け
スキルには大きく分けて2つの種類があります。
それぞれをカテゴリー別に分けるように記載することで、採用担当者に向けたアピールポイントを一目瞭然にすることができます。
スキルのカテゴリーについては以下の記事をご参照ください。
スキルを書く際の注意点Ⅲスキルの個数
スキルを書き過ぎないこともポイントです。
目安としては、10個以内におさめるのがベスト。
上記のステップを使い、一番応募ポジションと関連性の高いものに絞って厳選しましょう。
どんなスキルを書けばいいのか分からないという方は、業種別の英語スキルをまとめている以下の記事を参考にしてみてください。
英語履歴書にスキルを書く際のおすすめ形式
スキルを書く方法が分かったところで、実際にスキルを書く際のおすすめの形式をご紹介したいと思います。
冒頭でも述べたように、英語の履歴書を書く際の形式(フォーマット)は自由です。
どこまで自由なのかというと、カラフルにしてもいいですし可愛いフレームをつけてもいいですし顔写真を載せても載せなくてもいいですし…とにかくどこまでも自由なのが英語の履歴書の特徴です(笑)
そんな中で他の応募者との差別化を図りつつ自分のスキルを最大限にアピールするのはなかなか難しい…。
ということで、実際に私が書類通過した際のスキルの記載形式を2つご紹介します。
おすすめスキル記載形式①箇条書き形式
一番シンプルで見やすい方法が箇条書き形式です。
前半でご紹介したステップで必要とされているスキルをリストアップし、箇条書き形式で記載しましょう。
このとき、ただ箇条書きにするのではなく、自分の各スキルのレベルを示すことで、具体性が増します。
Expert(超上級レベル)、Advanced(上級レベル)、 Intermediate(中級レベル)、Basic(基礎レベル)と記載するのが一般的です。
箇条書きの例(レベル無し)
Hard Skills:
- Providing customer support
- Product knowledge
- JIRA
- Zendesk
- Salesforce
Soft Skills:
- Decision-making
- Written and verbal communication
- Teamwork and collaboration
- Empathy
箇条書きの例(レベルあり)
Hard Skills:
- Customer support: expert
- Product knowledge: advanced
Soft Skills:
- Decision-making: expert
- Written and verbal communication: advanced
- Teamwork and collaboration: basic
Software:
- JIRA: advanced
- Zendesk: intermediate
- Salesforce: intermediate
おすすめスキル記載形式②グラフ形式
2つ目におすすめしたい英語履歴書のスキルの書き方は、グラフ形式です。
グラフ形式の良い点は、あなたのスキルレベルが一目瞭然で分かるという点。
数量化できるスキルがある場合はこの形式を使うのがおすすめです。
例①
円グラフ形式

自分のスキルを数値化したいときに効果的なのが円グラフ形式です。
各スキルの熟練度が一目瞭然なので、採用側の目に留まりやすいのがメリット。
この数値は自分の裁量で決めてしまってOKですが、プラスアルファで具体的な数字や資格名も記載するのがベストです。
例②
棒グラフ形式

棒グラフもスキルを可視化したいときに便利です。
履歴書上でスペースを取らないのと、見やすいのもポイント。
図のように横に並べてもいいですし、履歴書のサイドにスキル欄を設けて縦に置くのも見やすくて良いと思います。
例③
レダーチャート形式

レダーチャート形式も非常に見やすいのでおすすめ。
凝って見えるのも高ポイントです。
レダーチャートはExcelで簡単に作成することができるので、試してみてくださいね。

私は箇条書き形式とグラフ形式の両方を組み合わせて英語履歴書を作成しました!スキルを目立たせつつ、あまりうるさくならないように上手く組み合わせて記載するのがコツです♪
英語履歴書の作り方【良い例と悪い例】
上記でご紹介した方法を使って英語の履歴書を書く際に、もう一点意識していただきたいのが履歴書の見栄えです。
同じ内容を書いていても見栄えによって印象が大きく異なるので、英語履歴書の良い例(3つ)と悪い例(2つ)をご紹介します。
まずは悪い例から見ていきましょう。
英語履歴書の作り方【悪い例】
例①
- 箇条書きフォーマットを使っているが、全体的に見づらい
- シンプルではあるが強弱がないので単調に見えがち
- スキル欄が目立っていない

画像例を見てわかるように、これをぱっとみてもスキルに目が行きませんよね。
シンプルな履歴書は見やすくていいのですが、他の応募者と差別化を図るという点では少し見劣りする履歴書になってしまっています。
例②
- 各項目がただ縦に羅列しているだけ
- ソフトスキルが欠けている
- スキルの数が少ない


これはこれで悪くはないのですが、スキルが目立っていないので印象としてはイマイチです。他の応募者の履歴書に埋もれてしまう可能性が高い!
英語履歴書の書き方【良い例】
例①
- 色遣いが見やすい
- 各項目が区切られていてすっきりした印象
- スキルがグラフ化されていて分かりやすい

例②
- 職歴とスキル欄を分けていて見やすい
- スキルに加えて、実績を具体的に書いている
- シンプルさの中に読み手が見やすいような工夫がある(アイコンなど)

例③
- スキルとそのレベルが一目瞭然
- スキルを細分化して記載している
- 棒グラフや円グラフを組み合わせていて見やすい


私がGAFAに内定した際の英語履歴書は、この例③に一番近いです。これは好みの問題なので、ポイントさえおさえれば好きなデザインで作ってOKですよ!
英語履歴書の良い例の共通点
ご紹介した3つの良い例の共通点は、「とにかく見やすい」ということ。
スキルを目立たせつつも、全体的なバランスがとれた非常に見やすい履歴書になっていると思います。
また、字のフォントや大きさ、見出し、文字色などの細かな点も工夫されているのが見て取れます。
採用担当者は、数多くの履歴書に毎日目を通しています。
その中で目に留まってもらうには、自分自身が持つスキルはもちろん、自分の魅せ方というのも重要になってきます。
さらに、履歴書のフォーマットを工夫して作成することで、あなたのコンピュータスキルの高さやディティーラー(細かな点に気を配れる人)としての一面をアピールすることも可能。
履歴書は、言い換えれば自分の売り込みです。
沢山の応募者の中で光るために、見やすい履歴書欠かせません。
いかに自分を良く見せられるかを念頭に置きながら、英語履歴書作成に臨みましょう!
英語履歴書で効果的にスキルを書く方法【まとめ】
いかがでしたか?
本記事の内容をまとめます。
■英語履歴書で効果的にスキルを書くポイントは3つ
■スキルを書く際は以下の2つの形式がおすすめ!
■書類通過しやすい英語履歴書の共通点はとにかく「見やすい」こと
■履歴書=自分のスキルの売り込み!他応募者との差別化で内定に繋げることが可能
一度フォーマットさえ作ってしまえば、複数の企業に応募する際もそれをベースにアレンジして使えますし、急な募集にも対応できます。
本記事で触れたポイントを押さえれば、必ず書類通過しやすい英語の履歴書を簡単に作成することができるので、英語の履歴書作成が初めてで不安という方も是非参考にしてみてください。
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本記事が外資系企業にチャレンジしたい方のヒントになれば幸いです。